矯正後の後戻りを防ぐ!後悔しないための予防法と再治療のポイント
理想の歯並びを手に入れることができる歯列矯正。治療が終わり、矯正器具が外れた後も気をつけなくてはならない点があるのをご存知でしょうか。
この記事で後戻りが発生しやすい人の特徴をしっかり把握し、適切な対策をとることで、美しい歯を維持しましょう!
目次
矯正後の歯並びが後戻る原因と予防法
歯並びと顎の状態を改善してくれる歯科矯正治療。矯正治療が終わったあとは、綺麗になった歯並びに大満足な状態となりますが、一定期間は注意が必要です。
ここでは、歯の後戻りが起こってしまう原因や予防する方法について確認していきましょう。
後戻りとは?その発生原因を知ろう
後戻りとは、矯正治療が終了した後に歯並びが元の状態に戻る現象を指します。
歯周組織や骨の状態に大きく影響する歯の移動。矯正器具が外れて不安定な状態の歯に、元に戻ろうとする歯の力や、舌の圧力や頬圧力などが加わることが原因です。
これらの原因を理解し、適切なアフターケアや予防策を実践することで、後戻りのリスクを軽減することができます。矯正治療が終わった後も、歯列の安定化に時間が掛かります。その期間をどれだけしっかり過ごし、綺麗な歯並びの状態で安定させることが鍵になるのです。
また、歯並びの問題が骨格性の問題から来ている場合には、後戻りのリスクが高くなります。
後戻りしやすい人の特徴とは?
後戻りが起こりやすい人には、次のような特徴があります。もともと歯並びの歪みが大きい方や、抜歯をして歯並びが不安定な人は、歯自体の元に戻ろうとする力が大きく、ある一定の期間をかけて安定させる必要があります。また、歯に掛かる圧力や医師の指示に従わないことも、歯並びが後戻りするリスクと言えます。
- 骨格性の問題が強かった
- 抜歯が必要だった
- 歯並びが極端に悪かった
- 無意識の舌圧力や頬圧力が強い
- 矯正治療中の指示に従い切れていない
これらの特徴を持つ人は、矯正治療が終了した後も、歯並びが元に戻るリスクが高くなります。それを防ぐために、矯正治療中からアフターケアについての情報収集や相談を行い、後戻りしないための努力を継続することが大切です。
歯並びが戻るリスクを減らす方法
後戻りを避ける方法についても、合わせて確認していきましょう!歯並びが戻るリスクを減らす方法として、以下のポイントが挙げられます。
1:矯正治療後にリテーナーを装着し、指示された期間と方法で使用する
2:定期的な歯科医院への受診を続け、アフターケアを受ける
3:習慣的な舌圧力や頬圧力をかけない
4:食事の際に歯ぐきに負担をかけることを避ける
5:歯磨きやフロスを使い、歯と歯肉の健康を維持する
これらの方法を実践することで、矯正治療で得られた効果を長期間維持することが可能になります。矯正治療を受けた人は、自分の歯並びを大切にし、アフターケアや予防策を継続して行うことが重要です。
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後戻りの再治療について
歯並びが後戻りしてしまった場合は、新たに矯正装置を装着し、歯並びを元の状態から再び整える再治療が必要になります。
再治療の方法や期間は、後戻りの程度や原因によって異なりますが、患者の希望や状況に合った治療計画を立てることが多いです。再治療にかかる費用も、新たな矯正治療と同様に医院によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
再治療が必要となるケースとは?
再治療が必要となるケースは様々ですが、主な理由としては次のようなものが挙げられます。
- 矯正治療が終了した後のリテーナー装着が適切でなかったり維持できなかったりする場合
- 矯正治療期間が短すぎることによる歯の後戻り
- 舌の癖や頬杖などの習慣が原因で歯が元の位置に戻ってしまう場合
- 矯正治療が終了した後、虫歯や歯周病などによって歯の状態が変化した場合
- 歯並びの改善が不十分だったり、治療途中で中断してしまった場合
余分にお金や時間が掛かってしまう再治療。そうならないように、しっかりとした矯正歯科医院選びや、治療計画を立てることが重要です。
マウスピース矯正「インビザライン」での再治療
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯を矯正する人気の治療法の一つ。再治療にインビザラインを選択するメリットは、見た目が目立たないことや、取り外しが可能で食事や歯磨きがしやすいことが挙げられます。
また、インビザラインは、後戻りの程度や原因にもよりますが、短期間で再治療が可能な場合があります。
インビザラインを使用する際の注意点としては、装着時間とリテーナーの維持が重要です。マウスピースを1日に20時間以上装着することが求められますし、治療が終了した後もリテーナーを装着し続けることで後戻りを防ぐことができます。
リテーナーで後戻りを防ぐ
矯正治療が終了した後、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用することで、歯並びの後戻りを防ぐことができます。リテーナーは、歯の位置を維持し、後戻りを防ぐために重要な役割を果たします。矯正治療後の一定期間、装着が必要であり、その期間は患者の状態や歯並びの安定度によって異なります。
ここからは、後戻り防止で重要なリテーナーの種類や特徴、着用期間などについてチェックしていきましょう。
保定装置(リテーナー)の種類と特徴
リテーナーには、主に以下の2種類があります。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
●取り外し式リテーナー
プラスチックやワイヤーで作られたリテーナーで、取り外しが可能です。食事や歯磨きの際に外せるため、衛生面で優れています。ただし、装着時間や装着期間を守ることが重要です。
●固定式リテーナー
歯の裏側にワイヤーを固定するリテーナーで、常に歯に装着されています。見た目が目立たないことや、装着の手間がないことがメリットですが、歯磨きが難しくなることが欠点です。
どちらのリテーナーを選択するかは、患者の状態や希望によって異なりますので、矯正歯科医院で相談し、最適な保定方法を選択しましょう!
保定期間:リテーナーの着用期間と注意点
歯科矯正治療終了後、歯並びが元に戻らないようにリテーナーを使用する期間を保定期間と言います。保定期間は、患者の歯列状態や原因に応じて変わりますが、最低でも治療期間と同じ程度の時間が必要とされます。
保定期間中も定期的な診療が重要です。定期的に医院に通い、リテーナーや歯並びの状態をチェックしましょう。また、摘出式リテーナーの場合は、医師の指示に従って装着時間を守り、維持用具の清掃にも気を付けてください。
リテーナーの種類には、固定式と摘出式があります。固定式リテーナーは、舌側にワイヤーを貼り付けるため、見た目には影響がありません。摘出式リテーナーは、外すことができるため、食事や歯磨きがしやすくなりますが、装着を忘れるリスクがあります。
保定期間が終わっても、歯並びの後戻りを防ぐためには、予約を忘れずに受けることが大切です。さらに、歯並びを維持するために、歯のクリーニングや定期検診も行ってください。
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後戻りを予防する生活習慣の見直し
歯並びの後戻りを防ぐためには、日常生活の習慣を見直すことが大切です。まず、頬杖をつく癖を改善しましょう。頬杖をつくことで歯に負担がかかり、歯並びに悪影響を与える可能性があります。
また、過度な力で歯ブラシを使うことも歯並びに悪影響を与えます。歯ブラシを使う際は、力を入れずに優しく磨くことが大切です。このような習慣を見直し、後戻りを予防する効果が期待できます。
歯ブラシやデンタルフロスの使い方
歯ブラシの正しい使い方は、歯の表面に対して45度の角度で置き、歯の根元から先端に向かって磨くことです。また、一度に磨く範囲を狭め、歯を1本ずつ丁寧に磨くことが大切です。
歯間ブラシやデンタルフロスも効果的な歯磨きアイテムです。歯間ブラシは、歯と歯の間に差し込んで磨くことができます。デンタルフロスは、歯の間に挟まった食べ物を取り出すのに便利です。いずれも、適切に使用することで歯周病や虫歯の予防に役立ちます。
最後に、歯磨き粉は、適量を使い、泡立てすぎないように注意しましょう。泡立ち過ぎると、歯磨きの効果が低下することがあります。正しい歯ブラシやデンタルフロスの使い方を実践し、歯の健康を保ちましょう。
食生活や口呼吸の改善方法
歯並びに影響を与える食生活の改善点は、バランスの良い食事を心掛けることです。硬い食べ物を摂取することで、歯周組織や顎の骨が刺激され、歯並びが安定します。ただし、あまりに硬すぎる食べ物は歯に負担をかけるため、適度な硬さのものを選びましょう。
口呼吸も歯並びに悪影響を与える可能性があります。口呼吸の原因となる鼻づまりを改善し、鼻呼吸に切り替えることが大切です。鼻呼吸を身につけるためには、日中意識して鼻呼吸を行い、寝る前に鼻の通りを良くする工夫をしましょう。
しっかりケアして、綺麗な歯並びを維持しよう!
矯正治療後の後戻りを防ぐためには、リテーナーの適切な使用や、定期的な歯科医院でのチェックを行うことが重要。後戻りが起こった場合は、再治療が必要となることがあります。
せっかく手に入れた美しい歯並びをずっとキープできるように、施術後もしっかりとしたケアをしていきたいですね。
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