裏側矯正って他の方法と何が違うの?メリット・デメリットを徹底解説!

裏側矯正って他の方法と何が違うの?メリット・デメリットを徹底解説!

矯正装置を歯の裏側(舌側)に装着して、ゆっくり動かしていく「裏側矯正」。

歯の裏側に装置を着けるため、外から見ても装置が見えず、「矯正器具を目立たせない」「矯正しているのが人にバレたくない」という人におすすめの治療法です。

この記事では多くの患者様に喜ばれている裏側矯正にまつわる、メリットやデメリット、費用、治療期間、選ぶべき歯科医院などついて詳しく解説します。

矯正中でも見た目に影響が出にくい裏側矯正

マウスピースを持っている女性

見た目に影響がほとんど出ないことから、人気の高い裏側矯正。ここからは、裏側矯正の仕組みや種類、一般的な歯列矯正との違いについて確認していきましょう!

裏側矯正の仕組みと種類

裏側矯正の仕組みは、歯の裏側(舌側)に矯正装置を取り付け、ワイヤーなどの力を利用して歯を動かしていくことで歯並びを整えるもの。

矯正治療法として「フルリンガル」「ハーフリンガル」の2種類があげられます。「フルリンガル」は、上下の歯の両方の裏側に矯正器具を装着するもので、矯正器具が目立ちません。

「ハーフリンガル」上の歯のみ裏側矯正を行い、唇などで目立ちにくい下の歯は、通常どおり表側(唇側)に矯正器具を取り付けるもの。こちらの方が費用が抑えられるため、少しなら矯正器具が見えても大丈夫!といった方にオススメの治療法です。

表側矯正と何が違うの?

表側矯正と裏側矯正の最大の違いは、装置が歯の表側に取り付けられるか裏側に取り付けられるかという点ですが、矯正器具が目立ちにくいといった見た目の他にも様々な違いが出てきます。

  • 【発音】裏側矯正では装置が舌に触れることで発音に影響が出る場合がある
  • 【費用】表側矯正と比較して費用が高い場合が多い

これらの違いを踏まえ、自分に合った矯正方法を見つけるようにしましょう!

裏側矯正が可能な症例と治療期間は?

カウンセリングの様子

裏側矯正は多くの症例に適応しており、複雑な不正咬合にも適しています。ただし、重度の受け口や顎や骨格の問題がある場合は、外科手術との併用が必要になるケースもあります。

また裏側矯正の治療期間は、患者様の歯並びや症状によって異なり、2〜3年程度が一般的。ただし歯を動かす速度や治療の進み具合は個人差があるので、短期間で終わることもあれば長期間かかることもあることを知っておきましょう。

裏側矯正の5つのメリット

メリットと書かれた文字

ここからは、裏側矯正のメリットをチェックしていきましょう。

1:矯正器具が目立たない

歯の裏側に装置を取り付けることで、外から見えないため、矯正中も自然な口元を保つことができます。そのため、仕事や学業で人前に立つことが多い方でも、見た目を気にせず矯正治療を受けることが可能です。

見た目への影響は患者様自身の矯正治療のモチベーションにも関わってくることがあるため、裏側矯正ならではの大きなメリットと言えますね!

2:前歯を引っ込める治療が得意

内側にワイヤーをつける裏側矯正は、一般的な表側矯正に比べて、歯を内側に引っ張る力が強くなります。「出っ歯」や「受け口」など、前歯を引っ込める治療向きの方法と言えます。

3:舌癖を改善しやすくなる

舌癖とは、日常的に舌で上の前歯や下の前歯を押していたり、気づかないうちに歯の間から舌が出ていたりするなどの癖のことです。
これらの要因には、幼少期からの指しゃぶりや慢性的な口呼吸などが挙げられます。舌癖があることで歯に少しずつ圧力がかけられ、歯列の乱れが起きてしまっている方も少なくありません。
裏側矯正では、歯の裏側にワイヤーを装着するため、舌の悪癖防止につながる場合があります。

4:歯周病や虫歯リスクへの影響

常に唾液が循環している歯の裏側は、表側と比べて虫歯になるリスクが少ない傾向にあります。ただし歯磨きを怠ると虫歯になるので、注意しましょう。

5:歯のエナメル質が傷つくリスクを軽減

表側の歯と比べてエナメル質が分厚い裏側。裏側矯正では器具を外す際にエナメル質が傷つくリスクをグッと減らすことができます。

裏側矯正の際に注意したい3つのポイント

注意の文字と標識の置物

メリットがいっぱいの裏側矯正。一方で、注意すべき点やデメリットも存在します。さっそく確認していきましょう。

1:歯列矯正中の発音への影響

裏側矯正を受けている場合、発音に影響が出る可能性が表側よりも高くなることがあります。歯の裏側に装置があると、舌がいつもの位置に戻りづらくなることがあり、特に「た行」や「さ行」の発音が難しくなることも。

ただし、矯正治療が進むうちに装置に慣れたり歯が動くことで口内に十分なスペースができることで、治療前と変わらない発音ができるようになる方がほとんどです。また、発音の影響を最小限に抑えるためには、慣れるまで意識的に発音練習を行ったり、クリニックでの定期検診時に医師に相談することが大切です。矯正治療中に発音が気になる場合は、まずは気軽に医師やスタッフに質問しましょう。

2:裏側矯正特有の痛みと対処法

装置が舌側にあるため内に引っ張る力が強くなり、痛みや違和感が生じることがあります。特に、初めての装着や調整後には、痛みが強まることがあるため注意しましょう。

これらの症状は慣れや適切なケアで軽減されることがほとんどです。対処法としては、矯正装置に柔らかいワックスを付けたり、舌や唇の保護のために専用のシールを使用することが効果的です。痛みが続く場合は、矯正歯科医に相談しましょう。

3:他の治療方法よりも費用が高くなりやすい

歯の裏側にワイヤーを取り付けるため、高度な技術や特殊な装置が必要となる裏側矯正。矯正歯科によっては、100万〜150万円程の費用が掛かるケースも。

一部のみ裏側矯正にする、院内分割を利用する、交通費がかからない近くの医院で治療を受けるなど費用を抑える方法はありますが、医者の技術やアフターケアの質も重要な判断基準となるため、総合的に評価した上でクリニックを選ぶことが重要です。

また、当院では部分矯正を30万円(税込33万円)〜、全体矯正を80万円〜120万円(税込88〜132万円)で行っております。低金利のデンタルローンや手数料0円の院内分割制度もございますので、気になる方はぜひ一度無料カウンセリングへお越しください。

無料カウンセリング予約はこちらから!

↓Cuore矯正歯科の裏側矯正(フルリンガル)の費用相場は約80〜120万円!はじめやすく無理のない治療をお受けいただけるように、無料のカウンセリングも行っています。
Cuore矯正歯科「裏側矯正」の料金プランを見る

【要チェック】裏側矯正をすることによる変化

チェックと書かれた文字

「結局、裏側矯正をすることでどんな変化が生じるの?」「日常生活への影響は?」と気になる方へ向け、裏側矯正をすることで生じる変化をまとめます。

治療中の見た目や日常生活・食事の変化

裏側矯正治療中は、痛みや違和感があるため日常生活や食事に変化が生じます。治療の初期段階では、舌が装置に擦れることで違和感や痛みが生じ、発音に影響が出ることもあります。しかし、徐々に慣れていくと、違和感や痛みが軽減されるため、大きな問題にはなりません。

食事に関しては、硬い食べ物や粘り気のある食べ物が装置に引っかかることがあるため、食べ方や食材選びに注意が必要です。また、ブラケットが歯に装着されているため、歯磨きにも気を付けることが大切です。歯磨きの際は、歯ブラシが届きにくい部分も丁寧に磨くようにしましょう。

治療後の見た目や日常生活・食事の変化

ここまでで解説した通り、歯の裏側に装置をつける裏側矯正は、矯正治療中も装置が人に気づかれにくく見た目の影響はほとんどありません。

また、裏側矯正が終わった後、多くの患者が歯並びや見た目の改善に満足しています。出っ歯や歯の隙間などが整ったことで、口元が美しくなり、自信を持って笑えるようになります。また、矯正された歯は噛み合わせが良くなるため、食事の際の不快感がなくなる効果もあります。ただし、矯正治療が終わった後も、歯並びが元に戻らないようにリテーナーを装着し、定期的な検診が必要です。

注意点を知り、安心した上で裏側矯正を受けよう

マウスピースの矯正器具を持つ女性

見た目に配慮した裏側矯正は、多くの患者から支持される矯正治療法の一つ。虫歯や口内の怪我のリスクが下がるといったメリットもあります。

一方で通常の矯正よりも高額な費用や、治療中に痛みや違和感を感じる場合もあることを知っておきましょう。

安心して治療を受けるためのポイントは、事前にしっかりしたカウンセリングを受け、治療方法や期間、費用などを確認しておくこと。安心して、満足のいく治療を受けましょう!

無料カウンセリング予約はこちらから!

↓Cuore矯正歯科の裏側矯正(フルリンガル)の費用相場は約80〜120万円!はじめやすく無理のない治療をお受けいただけるように、無料のカウンセリングも行っています。
Cuore矯正歯科「裏側矯正」の料金プランを見る