歯列矯正後に歯並びが戻ってしまう理由とは?後戻りの原因と対策まとめ

歯列矯正後に歯並びが戻ってしまう理由とは?後戻りの原因と対策まとめ

長い月日や高額な治療費、ご自身の努力の末に手に入れた美しい歯並び。そんな歯並びが、元に戻ってしまうことを「後戻り」と言います。

この記事では、後戻りの原因や対策について解説。歯の移動と骨の安定性、遺伝や癖、治療の種類や期間が後戻りにどのように影響するのか、具体的に確認することで、歯列矯正後の後戻りを防ぐためのポイントを押さえ、美しい歯並びを維持しましょう!

歯列矯正後の後戻りの原因とは?

悩む女性

歯列矯正後の後戻りは、歯並びが元の位置に戻ってしまう現象で、さまざまな原因が存在します。まずは、後戻りの主な原因3つについて確認しましょう。

【原因その1】保定装置(リテーナー)の使用不足

「歯を動かす」治療と「歯を固定する」治療の2段階を経て、本当の意味で治療が完了する矯正治療。歯が新しい位置に安定するまで、保定装置(リテーナー)を使用する必要がありますが、使い方が正しくなかったり、サボってしまったりすると、歯が元の位置に戻ろうとする力に負けて、後戻りを起こします。

【原因その2】口腔内の筋肉や悪い習慣

舌の位置や力、唇や頬の筋肉の動き、さらには噛みしめや歯ぎしりなどの習慣が、歯並びに影響を与えることがあります。これらの筋肉の動きや習慣が持続すると、矯正治療で整えた歯並びが影響を受ける可能性があります。また、舌で歯を押す癖、頬杖をつく癖、不規則な食事や口呼吸などの悪習慣が、歯並びの改善を妨げることもあるので注意しましょう。

【原因その3】親知らずによる影響

10代後半から20代前半にかけて生えてくる奥歯「親知らず」。まっすぐに生えてきた場合は、周りの歯に対して特別な圧力をかけないため、歯並びに影響を与えることは少ないですが、横向きや斜めに生える場合、周りの歯に圧力をかけることがあります。この圧力によって、歯並びの後戻りを引き起こす原因となることがあるため、事前に抜いておくか、生え始めたら医院に行って相談をすることが大切です。

歯列矯正治療の種類や期間による後戻りの違いも

従来のブラケット矯正や、インビザラインと呼ばれる透明なマウスピースを使用した矯正など、さまざまな種類がある歯列矯正治療。治療の種類や治療期間により後戻りのリスクや対処法が異なります。一般的には、短期間で終了する治療よりも、長期間に渡る治療の方が、歯並びの安定性が高まるため、後戻りのリスクが低くなる傾向があります。また、これは個人によるところもありますが、一部よりも多くの歯を動かすほうが、全体のバランスが崩れにくいといった声もあります。安易に、短い治療期間や簡単な治療法を選ばずに、医師とよく相談してから決めるようにしましょう。

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後戻りを防ぐ方法とポイント

マウスピースを持っている女性

後戻りを防ぐためには、リテーナーの装着が重要です。

リテーナーは矯正治療後、歯を安定した状態に保つ役割があります。歯並びが安定するには、矯正治療の期間や患者の状態により異なりますが、通常は数ヶ月から数年かかります。この間、歯周組織や骨が固定されるため、リテーナーを欠かさず装着することが大切です。

後戻りは、舌や噛みグセなどの原因がある場合や、抜歯していない出っ歯の矯正治療を受けた場合にリスクが高まります。しかし、リテーナーの使用や習慣の改善、定期的な歯科医院への通院で、後戻りを防ぐことが可能です。

歯科医院での相談や定期検診は、問題が早期発見されるメリットがあります。また、治療後の歯磨きや食事の注意事項を守り、口腔内の健康を維持することも後戻りの予防に役立ちます。

リテーナーの種類と正しい装着方法

リテーナーには、固定式と取り外し式の2種類があります。固定式リテーナーは、歯の裏側にワイヤーを固定する方法で、長期間にわたって歯の位置を保ちます。取り外し式リテーナーは、マウスピースのような形状で、歯にフィットさせて使用します。

リテーナーの正しい装着方法は、治療を担当する歯科医師から指示を受けます。リテーナーを装着する際には、歯並びに沿って歯に密着させ、ワイヤーが歯列にフィットするように注意してください。

リテーナーは、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが重要です。また、リテーナーを使用しない時間帯には、適切な清掃が必要です。これにより、歯並びの安定を保ち、後戻りを防ぐことができます。

治療後の歯磨きや食事の注意事項

矯正治療後の歯磨きでは、歯や歯周組織を丁寧にケアし、口腔内の環境を整えることが大切です。歯磨きの際には、歯ブラシを優しく歯に当て、歯と歯ぐきの間を磨くように心掛けてください。

食事に関する注意事項としては、硬い食べ物や粘り気の強い食べ物は歯に負担をかけるため、避けることが望ましいです。また、適度な噛み合わせが歯並びを安定させる効果もありますので、食事の際には十分に噛むことが重要です。

定期的な歯科医院でのチェックと相談

治療期間中や矯正が終了した後も、歯並びの状態を維持するためには定期的な歯科医院でのチェックと相談が重要です。歯科医師は、歯並びや歯の健康状態をチェックし、後戻りの兆候があれば早期対処が可能です。

また、歯科医院ではリテーナーの必要性や適切な装着方法について説明が受けられます。リテーナーは、矯正後の歯並びを保つために必要な装置であり、定期的に交換や調整が行われます。

さらに、歯並びが元に戻る原因として、舌の癖や食事の習慣が影響します。歯科医師と相談しながら、それらの習慣を改善する方法を見つけることができます。

予防が重要ですので、症例や治療方法について説明してもらい、自分に最適な治療を選択することが求められます。治療費用や期間、後戻りリスクについても、事前に相談することで安心感が得られます。

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再治療の方法と期間、費用について

医療器具と電卓

再治療の方法は、後戻りの原因や程度によって異なります。軽度の後戻りであれば、リテーナーやマウスピースの装着期間を延長することが効果的です。重度の後戻りの場合は、再度矯正治療を行う必要があります。

再治療にかかる期間は個人差がありますが、治療方法や後戻りの程度によって数ヶ月から数年かかることがあります。また、費用も再治療の内容や医院によって異なりますが、一般的に矯正治療は高額になることが多いです。再治療にならないためにも、リテーナーの装着を心がけましょう。

再治療が必要な場合の適切な判断基準

再治療が必要かどうかの判断基準は、以下のポイントとなります。いずれの状況でも、医師と相談し、適切な判断を下すことが重要です。

  • 歯並びの変化が顕著であり、機能や見た目に影響が出ている
  • リテーナーの装着や維持が困難であるため、歯の状態が安定しない
  • 医師から再治療が推奨されている

再治療を行う上で大切なこと

再治療をするにあたって、大切なのは原因を特定すること。後戻りの理由が、リテーナーの装着不足なのか、舌の癖なのか等をはっきりと見極めて、原因に応じて適切な方法を選びます。

再治療期間は、症例や治療方法によって異なりますが、早めの対処が肝心です。医師と相談しながら、最適なプランを決めましょう。

再治療の期間や費用に関する相談ポイント

再治療における期間や費用については、以下のポイントを医師と相談することがおすすめです。

  • 再治療にかかる期間の見積もりとその根拠
  • 再治療の費用や保険の適用範囲
  • 通院回数や治療スケジュール
  • 他の治療方法との比較

これらの情報を元に、個々の状況に応じた治療プランを立てましょう。

歯列矯正後の後戻りを防いで、美しい歯並びをキープ!

笑顔の女性

歯列矯正後の後戻りを防ぐためには、リテーナーの適切な使用や口腔内の状態の維持が大切です。もし後戻りが起きた場合は、医師と相談し、再治療の適切な判断基準や費用について確認しましょう。

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