メタルブラケットとは?メリット・デメリットや他のブラケットとの違いを解説!

歯並びを整えるための矯正治療にはさまざまな方法がありますが、その中でも最も一般的で広く利用されているのがメタルブラケット矯正です。金属製のブラケットとワイヤーを使用することで、歯を効率的に動かし、幅広い症例に対応できるのが特徴です。
この記事では、メタルブラケット矯正のメリット・デメリット、他の矯正方法との違いについて詳しく解説します。矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ワイヤー矯正に使用されるブラケットの種類5選

ワイヤー矯正では、「ブラケット」と呼ばれる装置を歯に取り付け、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。 ブラケットにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。ここでは、代表的な5つのブラケットの種類を紹介します。
1. メタルブラケット
メタルブラケットは、最も一般的な矯正装置で、金属製のブラケットとワイヤーを使用するタイプです。
耐久性が高く、比較的費用が安いため、多くの人が選択するブラケットのひとつです。ただし、見た目が目立ちやすいというデメリットもあります。
2. プラスチックブラケット
プラスチックブラケットは、メタルブラケットよりも目立ちにくいのが特徴です。
金属ではなく透明または白色のプラスチックで作られているため、装着しても自然な見た目になります。ただし、金属製に比べて耐久性が低く、時間が経つと変色しやすいというデメリットがあります。
3. セラミックブラケット
セラミックブラケットは、プラスチックブラケットと同様に目立ちにくく、耐久性にも優れているのが特徴です。
歯の色に近い素材のため、矯正していることがわかりにくく、美しい見た目を維持しやすいのが大きなメリット。ただし、メタルブラケットよりも費用が高くなる傾向があります。
4. ジルコニアブラケット
ジルコニアブラケットは、セラミックブラケットよりもさらに強度が高く、審美性に優れたブラケットです。
非常に硬く耐久性が高いため、割れにくいのがメリットですが、費用が高くなることがデメリットとなります。
5. リンガルブラケット
リンガルブラケットは、歯の裏側に装着するタイプのブラケットです。
外からはほとんど見えないため、矯正をしていることを周囲に気づかれにくいのが大きなメリット。ただし、費用が高く、装着後に違和感を感じやすいというデメリットがあります。
メタルブラケットのメリット

メタルブラケットは、他の矯正方法と比べて、いくつかのメリットがあります。費用対効果が高く、治療期間も短いため、多くの矯正治療の選択肢として選ばれています。
費用が安い
メタルブラケットは、セラミックブラケットや透明ブラケットと比べて、材料費が安いため、矯正治療全体の費用を抑えることができます。
矯正治療は高額なイメージがありますが、メタルブラケットなら、費用面での負担を軽減できるでしょう。
強度が高く耐久性に優れている
メタルブラケットは、金属製なので、強度が高く、耐久性に優れています。そのため、強い力が加わっても壊れにくく、長期間安心して使用することができます。
また、金属は汚れが付きにくく、清掃も比較的簡単です。
歯の動きがわかりやすい
メタルブラケットは、金属製のため、歯の動きが分かりやすく、矯正の進捗状況を把握しやすいというメリットがあります。
矯正歯科医も、歯の動きを視覚的に確認しやすいため、より適切な治療計画を立てやすいでしょう。
メタルブラケットのデメリット

メタルブラケットは、費用が安く、治療期間も短いなど、メリットも多い矯正方法ですが、もちろんデメリットも存在します。主なデメリットは以下の通りです。
見た目が気になる
メタルブラケットは金属製のため、他のブラケットに比べて目立ちやすいのが最大のデメリットです。特に、人と接する機会が多い方や、見た目を重視する方にとっては、気になるポイントになるでしょう。
金属アレルギーの心配がある
金属アレルギーの人は、メタルブラケットを使用すると、口の中が腫れたり、かゆくなったりする可能性があります。金属アレルギーの心配がある人は、矯正歯科医に相談し、アレルギーを起こしにくい素材のブラケットを選ぶようにしましょう。
口内炎ができやすい
メタルブラケットは、口の中を傷つけやすく、口内炎ができやすいというデメリットもあります。特に、ブラケットの角が口の粘膜に当たると、炎症を起こしやすくなります。口内炎ができた場合は、市販の薬や矯正歯科医の指示に従って治療しましょう。
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ワイヤー矯正におけるブラケットの選び方

ワイヤー矯正では、歯にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーを通して歯を移動させます。ブラケットにはさまざまな種類があり、選び方によって治療の快適さや見た目、費用が大きく変わるため、慎重に選ぶことが大切です。
ここでは、ブラケットを選ぶ際に考慮すべき3つのポイントについて詳しく解説します。
費用で選ぶ
矯正治療は自由診療のため、使用するブラケットの種類によって費用が大きく異なります。 予算を考慮しながら、自分に合ったブラケットを選ぶことが大切です。
- メタルブラケット:最も費用が安く、比較的経済的に矯正を進められる
- プラスチックブラケット:メタルよりやや高価だが、目立ちにくい
- セラミックブラケット:見た目が良いが、メタルより費用が高め
- ジルコニアブラケット:審美性・耐久性に優れるが、費用は最も高い
- リンガルブラケット(裏側矯正):歯の裏側に装着するため、最も費用がかかる
「できるだけ費用を抑えたい」「コストパフォーマンスを重視したい」という人には、メタルブラケットが最適です。一方で、見た目や機能性を重視する場合は、セラミックやリンガルブラケットを検討するのも良いでしょう。
目立ちにくさで選ぶ
矯正装置の見た目が気になる場合は、目立ちにくいブラケットを選ぶことが重要です。
- メタルブラケット:金属製で目立ちやすい
- プラスチックブラケット:透明でやや目立ちにくいが、変色しやすい
- セラミックブラケット:歯の色に近く、矯正装置が目立ちにくい
- ジルコニアブラケット:セラミックよりさらに審美性が高い
- リンガルブラケット:歯の裏側に装着するため、外からはほぼ見えない
「矯正中もできるだけ目立たせたくない」という人には、セラミックブラケットやリンガルブラケットがおすすめです。特に、人前に立つ仕事をしている方や接客業の方は、審美性の高いブラケットを選ぶと良いでしょう。
機能性で選ぶ
ブラケットの種類によって、歯の移動のスムーズさや、装着時の快適さが異なります。
- メタルブラケット:摩擦が少なく、治療期間を短縮しやすい
- プラスチックブラケット:審美性は高いが、耐久性が低く破損しやすい
- セラミックブラケット:強度と審美性のバランスが良いが、金属より摩擦が大きい
- ジルコニアブラケット:強度が高く、審美性にも優れるが、高価
- リンガルブラケット:目立たないが、発音や舌への違和感がある
「できるだけ治療期間を短くしたい」という人には、歯の移動がスムーズなメタルブラケットが適しています。 逆に、快適さや見た目を優先したい人は、セラミックやジルコニアを選ぶとよいでしょう。
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メタルブラケットのQ&A

メタルブラケット矯正について、多くの人が抱く疑問を解消するために、よくある質問をまとめました。矯正治療を検討する上で気になる点があれば、ぜひ参考にしてください。
メタルブラケットは痛むの?
メタルブラケット矯正では、歯にブラケットとワイヤーを装着することで、歯に力を加え、少しずつ動かしていきます。そのため、治療開始直後やワイヤー交換直後は、歯の痛みや違和感を感じる場合があります。しかし、個人差はありますが、痛みは徐々に軽減されていくのが一般的です。
痛みには個人差があり、ほとんど感じない人もいれば、強く感じる人もいます。痛みが気になる場合は、痛み止めを服用したり、歯磨き後に冷やすなど、適切な対処法を歯科医師に相談しましょう。
メタルブラケットは食事に制限があるの?
メタルブラケット矯正中は、硬いものや粘着性の強いものは避けるように指導されることが多いです。具体的には、以下のような食べ物は注意が必要です。
- 硬いもの: かたい肉、ナッツ、せんべい、飴など
- 粘着性の強いもの: チューイングガム、キャラメル、もち、タピオカなど
これらの食べ物は、ブラケットが外れてしまったり、ワイヤーが曲がったりする原因になる可能性があります。また、歯に負担がかかり、痛みや治療期間の延長につながることもあります。しかし、完全に制限する必要はなく、注意しながら食べることは可能です。
食事制限については、担当医と相談して、自分に合った食事方法を見つけましょう。
メタルブラケットは外せるの?
メタルブラケットは、矯正治療が終了するまで、基本的に外すことはできません。矯正治療中は、ブラケットとワイヤーが歯にしっかりと固定されている状態なので、自分で外したり、無理に外そうとしたりすることは危険です。外したい場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。
メタルブラケットは金属アレルギーが心配
メタルブラケットは、金属製の装置なので、金属アレルギーの人は注意が必要です。アレルギー反応が出た場合は、治療を中止する必要がある場合もあります。矯正治療を受ける前に、歯科医師に金属アレルギーの有無を必ず伝えましょう。金属アレルギーの心配がある場合は、セラミックブラケットやプラスチックブラケットなど、金属を使用していない矯正装置を選ぶことも可能です。
メタルブラケットは、金属アレルギーが心配な方でも、歯科医師と相談することで、安全に治療を受けることができます。安心して相談できる歯科医院を選び、治療を進めていきましょう。
メタルブラケットは費用対効果の高い矯正方法!

この記事では、メタルブラケット矯正について、メリット・デメリット、費用、治療期間、選び方などを詳しく解説しました。メタルブラケットは、他の矯正方法と比べて費用が安く、治療期間も短いのが魅力です。
ただし、見た目が気になる、金属アレルギーが心配などのデメリットもあります。そのため、矯正治療を始める前に、自分のニーズやライフスタイル、予算などを考慮し、歯科医と相談して最適な方法を選ぶことが大切です。
メタルブラケットは、費用対効果の高い矯正方法の一つですが、自分に合った方法かどうかをよく検討してから決めるようにしましょう。
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