矯正治療後も美しい歯並びを守る「リテーナー」とは?種類や費用感をわかりやすく解説!
矯正治療を終えて美しい歯並びになったものの、その後のケアが不十分だと元に戻ってしまうことがあります。そのために必要なのが、「リテーナー」と呼ばれる保定装置。これを、一定期間装着することで、歯が元の位置に戻ることを防ぎます。
この記事では、リテーナーの役割や、歯並びを維持する上でどのように役立つのか、またリテーナーの種類や特徴などの情報をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
矯正治療後に重要な「リテーナー」について
「リテーナー」とは歯の位置を安定させ、後戻りを防ぐ役割をするもの。
矯正治療後には、約1〜2年ほどの保定期間が設けられ、その期間中は綺麗な歯並びを保つためにリテーナーを装着する必要があります。
歯の後戻りを防止し、治療期間中にかかった費用や時間を無駄にしないためにも、リテーナーは欠かせないアイテムなのです。
リテーナーの役割とは
リテーナーは、矯正治療後の歯並びを安定化させることを目的としています。
矯正治療が終了し、装置を外したばかりの頃は比較的歯が動きやすくそのままにしておくと、せっかく整えた歯並びが元の位置に戻ってしまう場合があります。
このような歯並びが元に戻る原因として挙げられる骨や組織の不安定さを、リテーナーが安定させます。また、リテーナーは矯正治療後の歯が動きやすい直後の状態をサポートし、歯並びを維持する助けとなり、さらに、舌の圧力による歯並びへの影響を和らげるといったメリットもあります。
リテーナーの種類と特徴
リテーナーには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。取り外しができないものと、取り外し可能なもの、目立ちにくい透明なものなどそれぞれの特徴を把握して、自分に合ったリテーナーを選びましょう!
取り外し可能な「プレートタイプ」
特徴として、装置が比較的シンプルで、使用方法が簡単であるため、患者さんにとって負担が少ないのが魅力です。ただし、外しすぎず装着時間をしっかり守ることが大切です。
透明で目立ちにくい「マウスピースタイプ」
マウスピースタイプのリテーナーは、透明な樹脂性で目立ちにくいため、装着中も見た目への影響がほとんどないのが特徴です。
このタイプのリテーナーは、歯に密着し、歯並びを安定させる効果があります。また、透明であるため、装着していても目立たず日常生活においても違和感が少ないのが利点です。
プレートタイプ、マウスピースタイプどちらも自分で取り外しができる手軽さが特徴的です。ただし、正しい効果を得るためにも医師が定めた装着時間を必ず守る自己管理が重要になります。
安定性が高い「ワイヤー固定タイプ」
ワイヤー固定タイプのリテーナーは、歯の裏側に装着されるため、見た目を気にすることなく矯正後の歯並びを保つことができます。
このタイプは、安定性が高く、歯が元の位置に戻るリスクを最小限に抑えることができるのが特徴です。ただし、ワイヤー固定タイプは、取り外しできないため、歯磨きや食事に注意が必要です。また、歯科医院での定期検診やアフターケアが欠かせません。
リテーナーの費用相場について
リテーナーにかかる費用は無料〜約10万円未満が一般的な相場とされています。
また、医院によりリテーナーの装置費用や調整費用が別途かかる場合や、矯正治療の費用内に含まれている場合など様々なため、最初のカウンセリングで確認しておくと安心です。
Cuore矯正歯科では、治療終了後2年間、保定装置やメンテナンスは無料で対応しています。気になる点などあれば、お気軽にご連絡ください!
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保定期間と装着時間のポイント
保定期間やリテーナーの装着時間は、矯正治療の状況や歯並びの安定度によって異なります。通常、リテーナーは矯正治療終了後、最低限6ヶ月間は装着が必要で、その後も定期的な歯科医院での検診やアフターケアが大切です。
取り外し可能なリテーナーの場合は、基本的に1日20時間以上の装着が推奨され、歯科医師の指示に従って装着時間を調整していくことが求められます。リテーナーの効果を最大限に発揮するためにも、装着期間や時間を厳守し、アフターケアを怠らないようにしましょう。
1日の決められた装着時間を守ることの重要性
リテーナーは矯正後の歯並びを安定させるために使用される装置です。1日の決められた装着時間を守ることが重要です。その理由は以下の通りです。
①歯並びが元の状態へ戻るリスクを低減
矯正後の歯は不安定な状態であり、戻りやすいため、リテーナーを適切な期間装着することでそのリスクを低減します。
②歯と歯周組織の安定化
リテーナーは歯の移動を抑制し、歯周組織が新しい位置に安定するまでの間サポートします。リテーナーの種類によっては、装着時間が異なる場合があります。例えば、マウスピースタイプのリテーナーは初期の段階で長時間装着し、徐々に装着時間を減らす方法が一般的ですが、固定リテーナーは24時間装着が求められます。医師と相談しながら適切な装着時間を守りましょう。
医院での定期チェックも心がけましょう!
矯正治療が終了した後も、定期的な通院が必要です。通院での定期チェックの目的は、リテーナーの状態確認(例:装着状態や破損、紛失の有無を確認)や、 歯並びのチェック(例:リテーナーが正しく歯並びを維持しているか)、口腔内のケア(例:虫歯や歯周病のリスクがないか)などが挙げられます。
リテーナー使用時の注意点
リテーナー使用時には、以下の注意点があります。これらをしっかり守り、歯の健康と歯並びの美しさを維持しましょう。
①食事の際は外す
食事中にリテーナーを装着したままだと汚れや破損の原因になりますので、必ず食事の際は外しましょう。
②歯磨き後に装着
外したリテーナーを装着する際は、歯磨きを行った後に装着します。
リテーナーの清掃:定期的にリテーナーを清掃し、汚れや細菌を除去することが重要です。
③装置を清潔に保つ
保定期間中、常に装着しているリテーナー。取り外し式も固定式も日常生活の中でどうしても汚れが溜まってしまいます。
リテーナーが清潔でない状態が続くと、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうため、日頃のメンテナンスを欠かさずに行いましょう。
例えば、取り外し式のリテーナーの場合医院が推奨する装置洗浄剤やクリーニング方法で定期的なメンテナンスをすることで、清潔な状態を保つことができます。
まとめ|リテーナーを正しく装着し、美しい歯並びを維持しよう
リテーナーを使用することで、矯正治療後の歯並びを維持できます。歯並びが安定した状態を保つためには、リテーナーを適切に使用し、定期的な検診やアフターケアを受けることが重要です。費用や保険適用については、歯科医院と相談して最適なリテーナーを選びましょう。
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