ワイヤー矯正とは?マウスピース矯正とどう違う?歯列矯正の基本やポイントを知ろう!

ワイヤー矯正とは?マウスピース矯正とどう違う?歯列矯正の基本やポイントを知ろう!

歯列矯正には、ワイヤーを用いた表側矯正や裏側矯正、透明な装置を使うマウスピース矯正など、さまざまな治療方法があります。この記事では、歯列矯正の代表的な手法であるワイヤー矯正に着目して解説していきます。

ワイヤー矯正とは?基本の種類と特徴をご紹介

ワイヤーの歯列矯正装置をつけた女性

ワイヤー矯正は矯正治療方法の一種であり、歯に接着したブラケットと呼ばれる小さな装置にワイヤーを通し、少しずつ力をかけて歯を動かしていくことで歯並びや噛み合わせを整えます。
当院では、主に表側矯正(ラビアル矯正)、裏側矯正(ハーフリンガル/フルリンガル)がワイヤー矯正に該当します。

表側矯正(ラビアル矯正)

表側矯正は、その名の通り歯の表側(唇側)に装置をつけ歯を動かします。
裏側矯正と比べてリーズナブルな価格帯で治療をお受けいただけることが特徴のスタンダードな治療方法です。

裏側矯正(ハーフリンガル)

裏側矯正(ハーフリンガル)は、上顎は裏側(舌側)に下顎は表側(唇側)に透明な装置をつけ、歯を動かします。上下顎すべてを裏側につけるフルリンガルよりも、費用を抑えて治療を始めることができます。また、当院では下顎は表側の装置でも透明で目立ちにくい装置を使用するため、多くの方に喜ばれています。

裏側矯正(フルリンガル)

裏側矯正(フルリンガル)は、装置を上下顎の歯の裏側(舌側)に装着し、歯を動かします。歯の裏側に装置を着けるため、外から見ても装置が見えず、「矯正器具を目立たせない」「人に気付かれない」を叶える人気の治療方法です。

ワイヤー矯正の仕組みと効果

口元を指差す女性

ワイヤー矯正は、治療範囲の歯1本1本にワイヤーを通すための「ブラケット」と呼ばれる装置を接着し、歯・ブラケット・ワイヤーを固定します。ここで用いられるワイヤーは、ただのワイヤーではなく形状記憶合金という素材で作られることが一般的で、この素材には元の形に戻ろうとする特性があります。これらの特殊な装置と専門医師の技術を用いて歯を本来の正しい位置へ動かし整えていきます。

歯を少しずつ動かしていく歯列矯正は矯正治療終了までに一定の期間が必要とされますが、歯並びや噛み合わせの改善だけでなく、結果的に口腔内の健康や見た目も向上するなどの嬉しい効果が期待できます。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い

青空にマウスピース型の矯正装置をかざす様子

ワイヤー矯正(表側/裏側)の他に、透明な装置を用いたマウスピース矯正という手法があります。どちらの治療方法が良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、自分に合った治療方法を選べるようにそれぞれの特徴を比較しながらご紹介します。

ワイヤー矯正マウスピース矯正
治療方法・歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす・透明なマウスピース型の装置を、歯の治療段階に合わせて用意し決められた周期で付け替えて歯を動かす
症例の制限・ほとんどの症例に対応できる・重度の不正咬合には対応できない場合がある
装置の目立ちやすさ・表側矯正(ラビアル)の場合装置が目立ちやすい
・裏側矯正(ハーフリンガル/フルリンガル)を選択することで目立ちやすさを解消できる
・透明な装置のため、人に気づかれることがほとんどなく、目立ちにくい
装置による制限・装置を自分で取り外すことはできない
・装置の間に食べ物が詰まったり、硬いものを食べると装置が取れる可能性がある
・食事、歯磨きの際は取り外しが可能
・装置をつけている間は水以外の飲食はNG

上記の通り、それぞれの特徴やメリット・デメリットがあることが分かりました。
歯列矯正で大切なのは、自身の歯並びとライフスタイルに合わせて、適切な治療方法を選択することです。どの治療方法が良いかお悩みの方は、まずは歯科医院や専門医師に相談しましょう。

<ハイブリット矯正という手法もあります>
当院では、治療前期はワイヤー矯正で歯を大きく動かし、ある程度揃った治療後期の段階でマウスピース矯正に切り替える「ハイブリット矯正」も取り入れております。
ワイヤー矯正、マウスピース矯正両方の優れた部分を活かせるため、歯並びによりマウスピース矯正が適応されなかった方や、より効率的に歯列矯正を進めたい方に喜ばれている画期的な手法です。

平均的な治療期間と費用相場

治療期間は患者様の歯並びの状態、治療方法、治療内容や歯科医院により異なりますが、平均的には約1年〜3年程とされており、費用は数十万円から百万円以上となることが一般的です。症例や治療方法によっては、短期間で治療が完了する場合もあります。

まずは各治療方法の相場を知り、自分の予算に合った治療方法や医院を探しましょう。

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スムーズにワイヤー矯正を進めるために

案内する女性

矯正治療をスムーズに進めるために、以下のポイントに注意しましょう。

こまめな口腔ケアを行う

ワイヤー矯正中に虫歯ができてしまった場合、虫歯の箇所によっては装置を一時的に外す必要があり、治療計画に遅れが出る可能性があります。そのため、日々の歯磨きで装置の隙間や歯間の汚れを丁寧に落とすことが重要です。デンタルフロスやマウスウォッシュなどの口腔ケア用品も活用して隅々までケアし、口腔環境を整えましょう。

装置のトラブルはすぐに相談する

矯正治療中に固いものを食べたりすることで、稀に装着が取れたり破損することがあります。この場合は、すぐに通院中の医院へ相談するようにしましょう。装置の破損により治療の進み具合に支障がでる場合もあるため、億劫にならずに気軽に相談することが大切です。
また、定期的な通院も装置の調整に必要不可欠のため予定通りの検診を欠かさないようにしましょう。

ゴムかけは定められた時間を守り装着する

ワイヤー矯正では、歯列矯正専用に作られた特殊なゴムを用いて歯並びを調整する「ゴムかけ」という工程があります。ゴムかけは、動かしたい歯と歯の間にゴムを掛けて歯列に対してピンポイントに負荷をかけます。基本的に患者様自身で着け外しが出来るため、医師に定められた装着時間を守り自己管理を行うことが最も重要です。

治療終了後の保定期間はリテーナーの装着時間を守る

歯列矯正終了後は、歯の後戻りを防ぐために約2年程度の保定期間が設けられ、この期間中は「リテーナー」と呼ばれる透明なマウスピース型の装置を常につける必要があります。

「せっかく装置が外れたのに、今度は別の装置をつけなければいけないなんて…」と感じる方も多いと思いますが、人為的に移動させた歯は装置を外すと元の位置に戻ろうとする力が働きます。これを「後戻り」と呼び、長い期間と費用をかけて整えた歯並びを綺麗に保ち安定化させるためにも非常に重要な工程です。

歯列矯正では、これらの注意点を守り、矯正歯科治療中のトラブルを避けることが矯正治療をスムーズに進める上でも重要なポイントとなります。

当院では、保定期間の重要性やリテーナーのお手入れ方法をしっかりとお伝えし、多くの患者様が後戻りなく本当に歯列矯正を終えていただけることを大切にしています。また、治療終了後も任意で通院いただけるため、治療の経過に問題がないかなどをお伺いし、歯列矯正をして良かったと感じていただけるようサポートに努めています。

まとめ|ワイヤー矯正でお悩みの方へ

Cuore矯正歯科の院内写真

ここまでで、ワイヤー矯正の特徴やマウスピース矯正との違いをご紹介してきました。
また、ワイヤー矯正と言っても表側矯正や裏側矯正などさまざまな種類があります。

費用を抑えて歯をしっかり動かしたい方は表側矯正を、装置を出来るだけ目立たせたくない方は裏側矯正がおすすめです。ただし、治療期間や費用は症状や治療範囲により異なるため、まずは信頼できる歯科医院を探し、カウンセリングを受け、自分に合った医院を選ぶようにしましょう。

Cuore矯正歯科では、表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正や、ハイブリット矯正、部分矯正など柔軟に対応しています。
矯正歯科専門医師が患者様一人ひとりに合った治療計画を立て、リスクや注意点のご説明をした上で治療を開始します。全ての患者様が歯列矯正でもっと素敵な笑顔になっていただける治療をすることを心がけています。歯列矯正でお悩みの方はぜひ、当院の無料カウンセリングにてご相談ください。

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